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これからのニューノーマル?Matterportのバーチャルツアーについて。
今もなお猛威を振るい続けている新型コロナウイルスの影響によって、企業だけでなく自治体でもバーチャルツアーの導入が進んでいることをご存知でしょうか?最近テレビなどでも紹介されているので、もしかしたら見たことがある人もいるかも知れません。(例: 自治体通信ONLINE: #自治体 x VR 〜自治体事例の教科書〜)
その中でも、シリコンバレー発祥のMatterport(読み: マーターポート)という撮影デバイス及びプラットフォームを使った、従来の360°パノラマツアーに空間の3Dデータを加えたバーチャルツアーが、これまでにないカタチとして特に注目されています。
弊社では、2018年ごろからMatterportを活用した撮影サービスを展開しており、地元商店の店舗、上場企業のオフィス、重要文化財を含む歴史的建造物など、撮影実績は数百を超えます。
さて、今回はMatterportによるバーチャルツアーはどのようなものか?サービスの概要、特徴などをご説明いたします!
弊社サービスのご紹介
Panoweaveには大きく3つのプランがあり、3Dビュー、Googleストリートビュー、カスタムビューがあり、今回はその中でも定番の3Dビュープランについてご説明いたします。
3Dビューは前述の通り、従来のパノラマツアーだけではなく、空間の3Dスキャンを行いバーチャルツアーに3Dデータを付与することが可能です。
撮影は赤外線スキャン及び4K画質での撮影が可能なMatterport Pro 2というカメラと、窓際や屋上・屋外での紫外線干渉によるスキャン漏れを防ぐレーザースキャンカメラLeica BLK 360を使用します。用途を分けて使用することで、3Dデータが抜け漏れなく・キレイに撮影できるので、魅力的なバーチャルツアーを制作することができます。
3Dスキャンを行うことで従来のパノラマによるバーチャルツアーの制作だけでなく、見る人の手でバーチャル空間内の距離を測定したり、間取り図の表示、建物全体を俯瞰して見ることもできるのです。
様々な活用方法があるので、3Dビューをうまく使えば貴社のビジネスの後押しになることができるはずです!
3Dビューの5つの特徴
弊社がご提供する3Dビューには6つの特徴があります。
- 見たい箇所が素早く確認できる
- 全体を把握しやすいフロア表示
- Webサイトへの埋め込み
- 吹き出し(Matterタグ)によるアピールポイントの強調
- 限定した関係者とデータを共有
- Googleストリートビューへの展開
1つ目は確認したい箇所を素早く見られることです。
例えば、不動産の住宅展示場であれば、リビングが見たい、子供部屋がみたい、屋上が見たいなど、お客様によって様々なケースがあると思いますが、従来のパノラマツアーのように見たい場所まで何度もクリックやタップをしながら移動するのは非常に大変です。Matterportで撮影した3Dビューの場合は、3Dデータや間取り図から、見たい箇所をタップするだけで瞬時にその場所に移動することが可能です。
また、3Dビューの情報はWebサイトに埋め込むことができますし、プロジェクト関係者のみにデータを共有する機能もあります。
B向けの施設見学や非公開の現地調査など関係者間のみでご利用いただく事も非常に増えております。
更に、3Dビューを導入する大きなメリットは、撮影した360°パノラマツアーをGoogleストリートビューへ展開できることです。
Googleストリートビューに自店舗やオフィスの360°パノラマツアーをアップ出来ることは、RICOH THETAなど手軽な撮影デバイスの普及によって、既にご存知の方も多いかもしれませんが、Matterportでは4K画質のパノラマデータをGoogleストリートビューに掲載することができます。
また、弊社では撮影地点数ではなく、撮影現場の㎡数によってお見積りをお出ししており、その範囲内であればアピールしたい箇所を好きなだけアピールすることが可能です。(実は従来のGoogleストリートビュー撮影に比べて、お値段もお得です・・・。)
Googleではお店や企業に関する検索のうち、実に44%が地図上での検索が利用されていることが分かっています。IPSOS(イプソス:グローバル・マーケティングリサーチ会社)では、パノラマデータでお店の情報がチェックできることによってユーザーの関心が2倍になるという検証結果を公開しています。(参考: Google 「ストリートビューとは」)
ビジネス情報の公開と、コンテンツの充実は特に実店舗をもったオーナー様にとって、集客力を高めるために非常に効果的なので、GoogleマイビジネスやGoogleストリートビューの活用は今後マストだと考えています。
さて、今回は弊社が取り扱うバーチャルツアーサービスの、Matterportについて簡単にご説明させていただきました。
今後も、様々な機能や他社にはない活用方法、カスタマイズ事例などをご紹介していきますのでお楽しみに!。